7.自分自身を愛しはじめなさい

自分自身を愛しはじめなさい。それが始まりでなくてはならない、そしてそれが目的地になるだろう。そうしたら、サークルが完結する。あなたは自分を愛することから始める、なぜなら自分自身が一番近いからだ。もちろん、あなたが自分を愛するとき、あなたの愛は周囲から中心へと向かう、なぜならあなたは周辺に存在しているからだ。あなたは内側へ向き直る。あなたの内側と外側をつなぐ扉のところに立って。あなたは内側を見る。・・・そして自分自身の中心と、恋に落ちる。これが始まりだ。そして最終的には、あなたは自分の中心に行き着き、中心に立って、周辺を眺める。それが旅の完結だ。
しかしその始まりと終わりのふたつの間に、7つの階段がある。グルジェフの言明はたったひとつの階段についてのものだが、それは全く正しい。動物はずっと繊細だ、なぜなら彼らは論理的でなく、合理的でないからだ。しかし動物で始めるのはよくない、あなたはもう少し後ろに戻らなければならない。
最初の一歩は、星々や、太陽や月でなくてはならない。彼らが遠いほどいい。なぜなら、もしあなたがもっとも遠いものを愛することができたら、あなたに近いものたちを愛することがより容易になるだろうからだ。そしてまた、星々はとてつもなく繊細だ。それは動物よりもずっと、原初的だ。
星々、太陽、月・・・彼らから始めなさい。そして、彼らはあなたに応えるだろう、覚えておきなさい!そして準備しなさい、なぜなら彼らもまた、そんなに紳士的ではないからだ!彼らはあなたに、まったくの真実を語るだろう、それがなんであっても。
それから、岩に、山々に移りなさい。岩を感じなさい、彼らの質感を、彼らを愛しなさい。そして川に、風に、雨に動きなさい。彼らはもっと生き生きとしている、何よりも生気に満ちている。雨の中で、風の中で踊りなさい。川で泳ぎなさい、手放して、それとともに漂いなさい。川と戦わないことだ、川をプッシュしないこと、上流に向かおうとはしないことだ。川とともに行きなさい、完全に、それとひとつになるのだ。
これが、あなたがとても多くの愛し方を、とても多くの愛のクオリティを学ぶことができるやり方だ。そうしたら、樹々、茂み、花々、果物・・・とてもゆっくりと、生に向かって動きなさい。いまや、樹々はもっと生き生きし、花々はもっと近くなる。星々や岩や川よりも、ずっと近い。
そうしたら、鳥たちへと動きなさい・・・そうしてはじめて、グルジェフの言明は正しい・・・動物たち。
あなたがこれらすべての命の異なる表現を愛することができたとき、あなたは男性や女性を愛することができるだろう、なぜなら男性や女性は、もっとも高い表現であり、彼らは星々を、山々を、川を、風を、雨を、樹々を、鳥たちを、動物達すべてを含んでいるからだ。私たちは、これらすべてで創られている!私たちの何かは、星々に属し、私たちの何かは川に、山々に属し、私たちの何かは樹々に、花々に属し、私たちの何かは鳥たちに属している。
あなたが飛ぶ夢を見るのは偶然ではない、人が飛行機を発明したのは偶然ではない、人が星々にとてつもなく魅かれるのは偶然ではない―何千もの間。それは占星術だった。今では、月に、火星に、星々に到達したいと、とても強烈に魅了されている。そこには私たちをひきつける磁力的な何かがある。
あなたが海へ行くと、あなたの中の何かが海と波長が合う、それは偶然ではない。なぜならあなたのからだの80%は海水でできているからだ。人間は最初、魚として生まれた。魚から、人間へ向かって成長したのだ。実際、母親の胎内では、どの子供も、しばらくの間魚でいる。彼は9ヶ月をかけて、人類の通ってきた数百万年を通り抜けなければならない。あなたの中の何かが、常に魚的でありつづけるのだ!
女性を愛するとき、あなたが彼女を子猫ちゃん、Pussyと呼び始めるのに不思議はない。そこには、何かがある。どの女性も、彼女の存在の内側に猫を持っている。どの男性も、犬を持っている。だからあなたは、夫達と妻達が常に犬と猫のような喧嘩をしているのを見るのだ!
もし男性や女性を愛したいのなら、あなたはもっと多くのものを愛さなければならないだろう。もしただ女性への愛にとびこんでしまったら、面倒なことになるだろう。なぜならあなたは彼女の多くの次元について知らないからだ。あなたが愛している男性の多くの次元について知らないだろうからだ。
彼の中の何かは、岩だ。あなたが岩の材質を知らない限り、そして岩を愛することができない限り、あなたはペーターを愛することはできない。ペーターとは、岩という意味だ!

あなたはありとあらゆるやり方で、愛を体験しなければならない。そうしてやっと・・・男性と女性は多くのものの複合物だ。とても多くのものが通り抜けられてきた。彼らは膨大な過去を持っている。彼らの存在に、これは含まれている。それはそこにあり、ほんとうに生きている。もしあなたが樹々を愛せないなら、風を愛せないなら、雨が降っているときに踊る喜びを知らないなら、女性や男性を愛することはできない。あなたの愛には、何かが欠けている。それは完璧なものではないだろう。それはそれが本来持つことのできる、そして持つべき特別な優雅さを持つことができないだろう。
しかし、あなたはゆっくりと動かなければならない。自分自身から始めなさい。そしてもっとも遠くにある星々に動きなさい。そしてそれらの星々から、あなた自身へと再び動きなさい。それらの星たちが、あなたの環境を作る。そうしてはじめて、あなたはその地点にやってくることができる、再びあなたは自分の中心を見出す。それが、人が光明を得る、ブッダになり、キリストになる瞬間だ。それが、彼が家に帰り着く瞬間、彼の旅のすべてが終えられる瞬間だ。それは愛の巡礼なのだ。

The Wild Geese and the Water

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